最近気になる迎春菓子 『鎌倉五郎本店』の『花びら餅』
【※銀座三越からは退店しました】
鎌倉五郎本店 銀座三越店鎌倉五郎本店(HP)
銀座三越 B2F 営業時間/10:00~20:00

『花びら餅』 1個 263円
癒され指数 ★★★
(『いかに癒されたか』が目安の“癒され指数”でスイーツの満足度を表現しています)
スイーツ担当:M

新年を迎えると店頭を飾る『花びら餅』。
初めて見たとき「餅にみそ餡、そして…ゴ、ゴボウ!?」と、
味の想像がつかない構成に激しく驚いたものです。
しかもお店によって価格には差があるものの
1個200円台~400円台と結構いいお値段。
ワタシにとっては得体の知れない謎のセレブ和菓子、って存在でした。

また、ワタシの田舎の北陸地方では見掛けないお菓子だったので、
てっきり東京ならではの新春のお菓子で
田舎者には全く縁の無いもんだと思ってたんです。
調べてみると平安時代の宮中での新年行事から由来する伝統的な和菓子で
京都あたりでは昔から新年に食べられていたとか。
また初釜のお菓子だということなので
お茶をたしなんでいる方にはメジャーな和菓子のよう…。
人生もスイーツの道も結構歩いてきたのに
まだまだ知らないことばっかりですぅ…


…というわけで、食べてみることにしたんですが
“みそ餡にゴボウ”というのがどーしても引っ掛かり、
「あんまり失敗したくないなー」という思いもあって
格安ながらも味には定評のある『鎌倉五郎本店』の『花びら餅』を購入。

白い求肥の中にピンクの求肥、その中に甘じょっぱい みそ餡、
そして甘く炊いたゴボウ。
ひとくち食べて思い出したのが、ああ、これって“おせち”!。
栗きんとんだとか、伊達巻だとかのように
“甘さ”と“しょっぱさ”、
“おかず”なのか“デザート”なのかがハッキリしない
味も存在も曖昧な…そんな感じ。
…なのである意味、それほど違和感なく食べられるワケなんですが。
紅白カラーでおめでたいし、
宮中気分が味わえてなんだかとってもありがたいお菓子だし
今後、お正月の定番として、取り入れてみようかなー…
…というより、これを機にお茶でも習ったほうがいいのでは…
脂肪をつけるより、教養を身につける、
そのほうがいい気がしますよねー…、確かに。
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